したがって、S&Lは資金調達面で 苦労することなく、住宅ローンの残高を伸ばし ていくことができた。 ところが、加年代半ばから金利自由化が進む 中で、金融機関の資金調達競争が激化し、預金 金利の上限規制がかけられていたS&Lの預金 は大型に流出することとなった。そのまま放置 すれば、S&Lは資金繰りが苦しくなって破綻 してしまう。そこで、政府は乃年に預金金利の 上限規制を廃止し、資金の流出を食い止めよう とした。しかし、折からの金利高騰によって、 S&Lは資金調達コストの上昇を余儀なくされ、 収益は急速に悪化することとなった。 167第5章不動産ファイナンスのルール